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no.11「暗黒女子」(2017)

超名門お嬢様学校の文学サークル、そこはアンティーク家具の揃う美しい部室。 女生徒の謎めいた転落死、雷が鳴り響く嵐の夜に密室で闇鍋…。登場人物には、太陽のようなカリスマ、才能あふれる若き作家、お菓子作りが得意な有名料亭の娘、ブルガリア人と日本…

Sunday Pickup

あっという間に4月も2週目。今週おすすめの旧作は「エリザベスタウン」(2005年:キャメロン・クロウ)、「トム・アット・ザ・ファーム」(2013年:グザヴィエ・ドラン)、「17歳」(2013年:フランソワ・オゾン)。 ■エリザベスタウン(原題:Elizabethtown…

新作紹介:「無限の住人」

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1993年から2012年まで「月刊アフタヌーン」で連載された沙村広明による「無限の住人」は累計発行部数750万部を超える人気時代劇漫画だ。本作はアメリカで最も権威があると言われるコミック賞のひとつ、ウィル・アイズナー漫画業界賞の最優秀国際作品賞を受賞…

Sunday Pickup

週末は注目作品の公開が続々。今週おすすめの旧作は「トレインスポッティング」(1996年:ダニー・ボイル)、「タンジェリン」(2015年:ショーン・ベイカー)、「ジョン・ウィック」(2014年:チャド・スタエルスキー)。■トレインスポッティング(原題:Tr…

新作紹介:「ゴースト・イン・ザ・シェル」

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1989年に士郎正宗の原作コミックが出版されて以来、スティーブン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロン、ウォシャウスキー姉妹をはじめ、全世界の様々カルチャーシーンに大きな影響を与えた、日本が世界に誇るSFアクションの金字塔「GHOST IN THE SHELL/…

新作紹介:「ムーンライト」

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自分の居場所を探し求める主人公の姿を映像美と情緒的な音楽で綴った「ムーンライト」は、北米で大ヒットを記録し、第74回ゴールデン・グローブ賞で作品賞(ドラマ部門)を受賞、第89回アカデミー賞では作品賞、監督賞など8部門にノミネートされ、本年度の賞…

Sunday Pickup

3月最後の日曜日は全国的に雨模様。 今週おすすめの旧作は「マッド・ガンズ」(2014年:ジェイク・パルトロー)、「合葬」(2015年:小林達夫)、「ラスト・デイズ」(2005年:ガス・ヴァン・サント)。 ■マッド・ガンズ(原題:Young Ones) 近未来という設…

新作紹介:「T2 Trainspotting」

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90年代ポップ・カルチャーの代名詞で社会現象まで引き起こした映画「トレインスポッティング」(96)。およそ20年の時を経てその続編が4月8日より公開される。主演のユアン・マクレガーをはじめ監督のダニー・ボイル、脚本のジョン・ホッジとオリジナルのス…

記者会見:映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」

全世界で絶賛されたSF作品の金字塔「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」がハリウッドで実写化され4月7日(金)より公開となる。 それに先駆けて監督をつとめたルパート・サンダース、主人公の少佐を演じたスカーレット・ヨハンソン、バトー役のピルー・ア…

no.10 「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」(1991)

このたび25年ぶりに「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」が4Kレストア・デジタルリマスター版として日本の映画館で公開されることになった。3時間56分という長さに圧倒される一方で作品への期待はますます高まる。実際、そのほとんど全てのショットはこの…

新作紹介:「ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜」

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「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」や「精霊の守り人」、「東のエデン」などで知られる神山健治氏が最新作のテーマに選んだのは「夢」。平凡な女子高生、森川ココネが突然警察に捕まってしまった父親を救うべく唯一の得意技である「ひるね」を武器に、舞台…

no.9 「退屈な日々にさようならを」(2016)

東京と交互に映し出されるこの地方都市はどこだろうと思いながら観ていたところ、彼らのなんてことはない会話の端々でそれが福島県なのだと気付く。放射能の影響で人気の少なくなった林檎公園に訪れる女学生、若き青年は亡き父から引き継いだ会社を畳んでし…

no.8 「エリザのために」(2017)

今月5日のことだ。ルーマニアで政府に対する大規模なデモが行われ、およそ50万人が参加したとBBCが報道した。一部の政府高官を汚職摘発から守ることになる新法令に反発するものだという。このデモは1989年に起きたルーマニア革命でチャウシェスクによる共産…

新作紹介:映画「3月のライオン」(前編/後編)

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羽海野チカのベストセラーコミック「3月のライオン」が、「るろうに剣心」シリーズや「秘密THE TOP SECRET」などを手がける大友啓史監督により前後編の2部作で実写映画化する。主人公、桐山零を演じるのは彼と同じく幼い頃からプロの俳優としてキャリアを積…

no.7 「たかが世界の終わり」(2017)

1989年生まれのグザヴィエ・ドランはこれまでに6本の映画を撮っている。2009年に「マイ・マザー」で監督・脚本家としてデビューした彼は、それから順調にキャリアを積み、日本でも「わたしはロランス」(2012)で一気に知名度をあげた。 彼の作品には毎回ほ…

no.6 「恋愛奇譚集」(2017)

「私は恋愛を信じない。 だって恋愛している人は、どこか馬鹿に見えるから」主人公、ユーウェンはそう語る。その通りだ。映画「恋愛奇譚集」(2017)には、馬鹿な人が何人も出てきて、しかも死者までも恋をしている。 酒造で働く涼太やそこに居合わせる従業…

no.5 「ブラインド・マッサージ」(2017)

三回ほど、血が噴き出す。あまりの唐突さに、思わず目を背ける間もない一度目と、じわじわと流れだす二度目。三度目の血は前の二回とは少し種類が違うのだが、紛れもなくそれは人間の体内を流れる鮮血だ。その赤さをみて、美しさを感じる人もいれば、おぞま…

no.4 「沈黙 -サイレンス-」(2017)

"silence"は「沈黙、無言」を意味する単語だが、「静寂」や「静けさ」とも訳される。 遠藤周作氏による歴史小説「沈黙」をマーティン・スコセッシ監督が映画化したものが「沈黙 -サイレンス-」(2017)だが、サブタイトルの「サイレンス」は主人公・ロドリゴ…

no.3 「虐殺器官」(2017)

小説や漫画、或いは戯曲を映画化する際の製作側の様々な葛藤はいかばかりかと案じながら、むしろ生みの苦しみとしてそうであってほしいと願っている。ホドロフスキーは映画「DUNE」のインタビューの中で、「原作をレイプするのだ、愛をもって」というような…

no.2 「この世界の片隅に」(2016)

いわゆる1945年以降の戦後生まれにとって、あの戦争が結局何をもたらしたのかを問うこと、当時そこに漂っていた空気を感じることは難しい。歴史という長いスパンでみればほんの70年ほど前の出来事ではあっても、人間の一生に換算すると、あまりにも時間が経…

no.1 「A.I.」(2001)

映画「A.I.」(2001)はもともと、スタンリー・キューブリックの企画であったが、同氏が死去したため、スティーブン・スピルバーグにより監督されたSF映画である。そのため、映画そのものに対する評価に加え、「キューブリックだったら」という無意味な批判…

新作紹介:「教授のおかしな妄想殺人」

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ポップなフォントで描かれたポップな邦題、「教授のおかしな妄想殺人」からはウッディ・アレン監督特有の洒落たユーモアを彷彿させる印象を受けるが、原題は「irrational man(分別のない、理性を失った男)」である。 殺人計画を練ることで鬱状態から一転して…

エリック・ロメールの特集上映 5月21日より

ヌーヴェルバーグの重要人物であるエリック・ロメールの特集上映が5月21日から東京・角川シネマ有楽町にて開催される。上映プログラムは、「コレクションする女(66)」「モード家の一夜(68)」「クレールの膝(70)」「海辺のポーリーヌ(83)」「満月の夜…

エルマンノ・オルミ最新作が4月23日より公開

イタリアの巨匠、エルマンノ・オルミ(Ermanno Olmi, 1931年7月24日 - )監督の最新作、「緑はよみがえる」が2016年4月23日より岩波ホールにて上映中だ。岩波ホールでは本作の上映記念として3月26日から約1ヶ月の間、パルムドール賞やセザール賞など数々の賞…

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